創業の雑誌ブログ

『創業の雑誌』とインナーブランディング

少し前に自社のリブランディング(ブランド再構築)を行った方とお話しする機会を得ることができました。その会話に出てきた「インナーブランディングが社員の雰囲気を変えたんです」という言葉が気になり、インナーブランディングについて調べてみました。そして『創業の雑誌』はインナーブランディングにも活用できる、というか活用してもらいたいという想いを伝えたくなり、このブログを書いてみました。『創業の雑誌』はインタビューとお写真などから作成できる雑誌形式の社史です。

トピック

・インナーブランディングとは
・インナーブランディングを行う3つのメリット
・社史がインナーブランディングに効果的な3つの理由
・『創業の雑誌』が中小企業のインナーブランディングに向いている理由
・『創業の雑誌』活用方法をご提案いたします

・インナーブランディングとは

企業が自社の企業理念や価値を社員に伝えて浸透させる活動です。インナーブランディングを行うことで、社員が自社のミッション、ビジョン、バリューに対する理解を深め、自社の価値を再発見したり、自社のあるべき姿を共通認識として持てるようになると言われています。ちなみに、インナーブランディングに対し、消費者に対して行われるブランディングはアウターブランディングと呼ばれています。

インナーブランディングは効果測定が難しいこともあり、アウターブランディングに比べ積極的に行う企業は少なかったそうです。ですが近年、社員が自社を知ることで、会社へのエンゲージメントを高めることができ、ひいてはブランド力強化や採用活動の円滑化につながることが知られ、インナーブランディングに取り組む企業が増えているようです。

・インナーブランディングを行う3つのメリット

社員のモチベーション向上:インナーブランディングを行うことで、企業のブランド価値や理念を社員に浸透し、社員の仕事に対するモチベーションに効果がある。社員が企業のビジョンに共感し、自身の役割に誇りを持つことで、生産性が向上すると言われています。

社員の定着率の向上:社員が企業の文化や理念に共感し、帰属意識が強くなり、退職率が低下するという効果があります。また、企業の理念や文化に共感する社員が集まることで、組織文化を維持しやすくなり、企業理念や文化が定着しやすくなるそうです。

企業イメージの向上:インナーブランディングは、社員が企業のブランド価値や理念を理解し、それを行動に移すことで、企業イメージを向上させることができます。また、社員が企業の価値観を体現することで信頼性が高まり、顧客や取引先からの評価が向上することがあります。

・社史がインナーブランディングに効果的な3つの理由

社員の誇り高める:社史には、企業の歴史や価値観、成功事例なども掲載することができます。社員が自分が所属する企業の歴史を理解し、これまで多くの人々に貢献してきたことを知ることで、自社に対する誇りを高めることができると言われています。

企業文化の共有:社史には、企業の発展に貢献した人々や、企業のミッション、ビジョン、バリューなども記載できます。社員がこれらを共有することで、企業文化が浸透しやすくなり、組織全体で共通の目標に向かって取り組むことができます。

ブランドイメージの向上:社史を読むことで、その企業が多くの人々に貢献してきたことを知ることができます。社史を通じて、社員や外部の人々が、その企業の信頼性や価値を認識することができ、ブランドイメージを向上させることができます。また、社史には、企業の創業者やリーダーの人柄や思想が記載されていることがあります。これにより、企業に対する共感や信頼感が高まり、ブランドイメージを向上させることができます。

・『創業の雑誌』が中小企業のインナーブランディングに向いている理由

インナーブランディングは企業とって大切な行為です。また、社史を通して自社を社員に知ってもらうことは、インナーブランディングを行う上で効果的であることをご理解いただけたかと思います。とはいえ、インナーブランディングに取り組んだ企業を調べてみると、スターバックス、サントリー、JALなどの大手企業の事例が目立っていました。                

けれど、私たちは中小企業こそインナーブランディングが重要だと感じています。なぜなら、『創業の雑誌』のインタビューによって、創業者、経営者より自身の考えを語ることで、言語化できていなかったことが整理できた。自社のありたい姿を考えるきっかけとなった、などの言葉を頂戴したからです。また、インタビューに同席された後継者の方からも、じっくりと話を聞くことで、思いを引き継げたと言われました。社員の方に『創業の雑誌』を共有することで、自社に誇りを持って働いてもらえるとも言われました。

インナーブランディングと聞くと、何をすればいいかもわからないし、費用も時間もない。人員もいないと感じる方もいらっしゃるかと思います。『創業の雑誌』は中小企業でも作りやすい価格(49.5万円~)と制作方法(専属の担当者不要)により、企業様の負担を減らした形での制作が可能です。

もちろん、『創業の雑誌』をつくればインナーブランディングが成功するわけではありません。インナーブランディングは継続的に行っていく必要がある活動ですが、企業様のご負担が少ない形で制作できるため、インナーブランディングの入り口として最適な取り組みになるかと思います。

・『創業の雑誌』活用方法をご提案いたします

企業様の中には、『創業の雑誌』を制作しても社員に配って終わりになってしまうのでは、と懸念される方もいらっしゃるかと思います。インナーブランディングは継続的に行うことで効果を発揮する活動です。『創業の雑誌』作ることがスタートだと考えていただければと思います。『創業の雑誌』を制作いただいた企業様には、完成後アンケートやヒアリングを行い、その企業様に合った活用方法もご提案いたします。また、『創業の雑誌』制作を検討されている企業様には完成後の活用事例なども伝えさせていただいております。

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投稿日:2023年03月01日