社史作成サービス「創業の雑誌」5年目を迎えて
2018年にサービスを開始した「創業の雑誌」も今年で5年目を迎えました。サービスの提供を続けてこられたのは、「創業の雑誌」を作りたいと思っていただいた方たちのおかげだと感じております。
実は弊社は「創業の雑誌」のサービス提供前の2016年から雑誌形式の社史を作っています。「親の雑誌」のような社史を作りたいというお客様のご要望にお応えしたことが始まりです。いくつか同じようなご要望をいただき、実際に作成させていただいたこともあり、2018年に正式にサービスとして提供することとなりました。
今回は2016年からサービスに携わってきて感じている変化をお伝えしたいと思います。
トピック
・社史を取り巻く3つの変化
申込者・申し込み理由の変化
インタビュー対象者の変化
申し込み企業規模の変化
・まとめ
・事例紹介
・申込者・申し込み理由の変化
2016年~2018年ごろは、企業の周年行事を担当されている方からのお問い合わせやお申し込みがほとんどでした。周年行事に間に合うように制作し、行事の場で参加者の方にお渡しする。いわば記念品的な意味合いが強かったと思います。もちろん、「創業者の人となりを知ることができた」、「この会社の良さが伝わった」などのお言葉をいただくことがありました。
サービス提供後1年ほどたってから、創業者の仕事を引き継いだ、もしくは今後引き継ぐ予定のお子様からの申し込みが増えてきました。創業者の創業当時の思いや、どういった考えをもとに会社を経営してきたのかなどを、後継者が理解したい、若い社員に浸透させたいという動機で申し込まれるようです。また、完成した「創業の雑誌」をもとに、自社のビジョン・ミッション・バリューを作り直します、というようなお声もいただきました。
さらに、最近では、50代の創業者ご本人からの申し込みもありました。ご自身の経営哲学を次世代の後継者に早くから理解してほしいと思ったからだそうです。後継者を育てるには、時間をかける必要がある。その一環として「創業の雑誌」を作ることに意義を感じたとおっしゃっていました。
・インタビュー対象者の変化
以前は、戦前生まれの創業者へインタビューすることが多くありました。戦後日本の復興に携わってきた方たち、と言っていいと思います。この方たちの中には、社史を残すような会社ではない、インタビューの時間で他の仕事をする方が有意義だ、などとをおっしゃる方もいらっしゃいました。
ここ数年は、団塊の世代と言われる終戦後生まれの方たちへのインタビューが増えています。また、「申込者の変化」にも記載しましたが、50代の創業者へのインタビューも行いました。このような創業者の方から感じるのは、積極的に自社の文化を伝えていきたいという想いです。ご自身の考えを言葉にする。文章として発信することが重要だと考えていらっしゃるようです。伝えたいことを書いてみたけれどうまく書けないという方や、忙しくて書く時間を確保するのが難しいとおっしゃっていた方からは、インタビューで話した内容をまとめてもらえるのは助かる、話すことで物事を整理できた、などとおっしゃっていただいたこともあります。
・申し込み企業規模の変化
以前は、社員数が数百人規模の企業様からの依頼がほとんどでしたが、正式なサービス提供開始後は、社員数が数十人規模の企業様からもお申し込みをいただくことが増えました。通常の社史のように専任の担当者が必要ないこと、価格面などから、今までは社史の作成を考えていなかった企業様からのお申し込みが増えていると感じます。
・まとめ
「創業の雑誌」は、インタビュー、お写真から作成する社史です。周年行事などのイベントはもちろんのこと、事業承継のタイミングで創業者の想いを伝えるツールとして、社員研修の際に社内文化を浸透させるツールとしてもご利用いただけます。
・事例紹介のご案内
「創業の雑誌」を作成された企業様のインタビュー、実際の記事、完成した雑誌イメージ(誌面viewer)をご覧いただけます。
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投稿日:2023年01月26日